やる気のない音楽紹介

好きな音楽、それとその時々に思ったことを紹介します。

【やる気のない日本語ラップ紹介vol.8】

 

youtu.be

 

朝が来るまで feat. EVIDENCE - FARMHOUSE 

 

去年よく聴いていた曲。朝が来るまでまだ夜なのに、なんだか爽やかな気持ちになる曲。その理由は、おそらくFARMHOUSEEVIDENCEがそれぞれのこれから始まる自分たちの夢について語り合っている時間だからだろうな。

楽しかった思い出と共にこれからのことを語り合うのは、社会人になってから学生時代の旧友と会う時に似ている。

 

It’s be Alright 月のない暗い夜でも

It’s be Alright すぐに目が慣れてくるから

It’s be Alright

It’s be Alright 

いつも痛いのは最初だけ It’s be Alright

 

 

昨年は身のまわりの変化の多い年だったからこそ、求めていたのかもしれない。

【やる気のない日本語ラップ紹介vol.7】

 

youtu.be

 

Changes feat. JJJ - STUTS

 

初めて聴いた時衝撃を受けた。当時付き合っていた頃、車の中で良く流していた。はじめはMVを見てJJJのカッコよさに惹かれたところから始まった。カッコよくないかと嫁に聞いてもなんとも曖昧な返答。いわゆるジャニーズアイドル風というわけではないが、男から見てとても魅力的に見えた。

 

全ての罪に目を瞑る

 

一番初めのフレーズから惹き込まれた。

はじめは沈んだ気持ちの吐露から始まり、やがて過去の記憶や思い出を振り返る。そして前を向いていこうという言葉が連なる。

 

この痛みはまだまだ愛せねえが

今はただ越えてく罰と正解

 

自分もそうだが、周りの友人達も結婚し子どもが産まれ、生活が変化する。仕事上でも役職についたりなど年齢と共に変わっていくものばかりである。

【やる気のない日本語ラップ紹介vol.6】

 

youtu.be

 

三日月 - GADORO

 

ひとりでしっぽりと聴きたい曲。この曲は嫁が出産後帰省していて、仕事から帰って自分の夕飯を作っていた時によく聴いていた。いろんな過去の失敗を思い出したり、今のありがたさを感じたりする。

 

野口樋口諭吉も俺に舌打ち

爪の先噛みちぎり出来た三日月

それでもあんたならやれると

口元に出来たその満面の三日月が

俺を照らしてくれた

下手クソなletter破れるな

 

GADOROは言葉の選択が本当に巧みで、詩的な表現がスッと入ってくる。「口元にできた満面の三日月が俺を照らしてくれた」ところを、初めて聴いた時は涙が出そうになった。

 

洗濯物も干さず

何がhip hopだよって罵られてた日々

 

ZORNMy lifeの。

【やる気のない日本語ラップ紹介vol.5】

 

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星降る街角 feat. 角舘健悟 - VaVa

 

夜に聴きたい曲。時間帯は夜の0時〜2時あたりに聴くと良い。実家から帰るときの、昼間は渋滞をするような大きな国道なんかを、夜遅くに走り抜ける時に持ってこいだった。昼間のがやがやした街が静かで、ずっと先まで青信号が見通せて、びゅんびゅんと光が後ろに流れていく。嫁と子どもは眠っていて、なんかいいな、と思った時に流していた。

またどこかで紹介するかもしれないが、VaVaの作るトラックは好きなものが多い。この曲はアルバム「VVORLD」に収録されていて、このアルバムにある他の曲もすごく良かった。

 

 

隠れて寂しさをアリバイに逃げるなんてメタルギアソリッド

 

多分好きなんだろう。言葉のチョイスがゲームから引っ張ってくるものが多い。素人目でもあまり見ない切り口だなと感じる。

【やる気のない日本語ラップ紹介vol.4】

 

youtu.be

 

 

ただシンプルにかっこいい。

2年程前に職場が変わった時、朝の通勤の車で流していた。前の職場の楽かった思い出に浸りたいために、それと、新しい職場で気合を入れるために、という理由で。

新しい環境は良くも悪くも人を変える。理想の自分を見せようとしてしまう。今になって思うとどうせ隠してもバレるんだからと思ってしまうが、そんな気持ちを奮い立たせるときに聴くにはちょうど良かった。それくらいかっこいい。

 

確かチコと俺のライブを見てた

客はChouji一人だった

今じゃもうパンパンのフロア

 

この曲の1番突き刺さるところはここ。

道のりが長くても間違ってなかったと思えるようにというメッセージ。続けていたら何かいい事があるかもしれないと思いながら。

【やる気のない日本語ラップ紹介vol.3】

 

youtu.be

 

My life(Prod. by DJ OKAWARI) - ZORN

 

何年か前にYouTubeでたまたまDJ OKAWARILuv Letterを聴いた事があって、曲の柔らかく心地の良いビートに「あ、」と。1度聴いて、耳に残る歌詞を思い浮かべながらもう1度と。

なんだかグッとくるのは、結婚をして、子どもが生まれたからなのかもしれない。独身だった頃にはあまりイメージが出来なかったような家族観が歌詞に描かれている。

 

昼休憩は嫁の弁当

俺より朝早くありがとう

 

テレビを消して話をしよう 

学校のこと 保育園のこと

 

子どもが小さいと、どうしても子ども中心の生活になる中で、先に奥さんへの感謝があるところ。それと、限られた時間の中で子どもとのやり取りを大切にしようという想いが見えるところ。子どもは気がつかないでいるようで、大人になってから大切に育てられたんだと気づくような気がする。

 

誰かの幸を願えたら きっとそれ以上は無えんだな

 

親として、そう思えたらいい人生だな。

【やる気のない日本語ラップ紹介vol.2】

 

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youtu.be

 

ゆれる - 田我流とカイザーソゼ

 

エビスビーツとの楽曲(リンク上)も良いけど、こっち(リンク下)も良い。田我流がバンドプロジェクトをして、バンドセットで行ったとあった。エビスビーツとの楽曲のMVの山梨感。2ケツ自転車でぐるぐるするよね。田我流って勝手に良い人そうな気がする。

 

この曲は、8月の昼間、エアコンが効いた部屋でゆっくりする時に聴きたい曲。はじめのポコポコポコって打楽器の音がもう夏。この心がゆれる時があるという言葉から始まって、いくつかの「ゆれる」が出てくる。

 

 

この心がゆれる時がある

それはバイト帰りのサンセットだったり

本の中に答えを見つけた時だったり

季節の変わり目を感じた時だったり

 

 

毎日のふとした瞬間に、誰かに話すようなことではないし、話したところで伝わらないなと思う出来事に「ゆれる」ことがある。なんだか、自分もいい年になってきて、帰省した時に親との会話の中で、ポロっと感謝を伝えた時に何故か伝えた自分が泣きそうになったな。 

 

 

早すぎて流されがちな日々にふっと

何もかも変わっちまいそうな気がするけど

そんな時ほど心に太陽を

なるようになるさと言い切れる勇気を